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BBQ暮らし   更新日: 2022年6月26日

固形燃料が便利!ほったらかし調理のススメ

旅館や料亭などの卓上料理で、鍋物の加熱によく使われている「固形燃料」。誰でも一度は見たことがあると思うのですが、なかなか普段の生活で使う機会は少ないですよね。しかし!キャンプなどのアウトドア調理において今、固形燃料を使ったお手軽な「ほったらかし調理」がブームとなり注目されているんです!そこで今回は、固形燃料の基本の使い方や注意点をはじめ、「ほったらかし調理」とは一体どんなものなのか、順番にご紹介していきたいと思います。

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固形燃料とは?

固形燃料とは、可燃物に加工を加えて、より扱いやすい燃料にした工業製品のことをいいます。タブレット型やジェル状のもの、缶入りのものなど種類は様々。写真のような、よく見かける青いタイプのものは一般的に「卓上固形燃料」と呼ばれ、主にアルコールの一種であるメタノールを脂肪酸やアルカリ分などで固めて作られています。今回はこの「卓上固形燃料」について詳しく紹介していきますね。

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卓上固形燃料の特徴と使い方

卓上固形燃料はサイズや重量によって使用時間が異なります。10gで15分ほど、40gで25分ほど燃焼が続きます。調理に使う際は、加熱時間に合わせてサイズを選ぶようにしましょう。一般的には20分~25分ほど使用できるものを選ぶと使いやすいかと思います。

見た目の形状はアルミ箔で覆われたものや、カップ入りのものなどがあり、ライターなどで火をつけるだけですぐに燃焼が始まります。保護用のセロファンは剥がさずにそのまま火をつければOK。

アウトドアの調理で使用する場合は、固形燃料用のポケットコンロ(ストーブ)などにセットして使います。

出典:楽天市場

 

卓上固形燃料とポケットコンロの組み合わせは、軽量かつコンパクトで持ち運びが簡単なうえ、燃料としてのコストパフォーマンスにも優れています。卓上固形燃料はホームセンターや100円ショップなどで気軽に購入することができますよ。

 

使用上の注意点

 

卓上固形燃料を使う際は、必ず安定した場所で行い、周りに燃えやすいものを置かないよう注意しましょう。風で炎が煽られてはみ出したり、軽量がゆえにコンロごと飛んでしまったりする可能性があり危険です。風の影響を受けると調理に必要な火力が保てなくなるので、風防などでコンロ周りを囲って風を防いでおくと安心です。

また、卓上固形燃料と調理器具の間には必ず3~4cmの隙間を確保しましょう。隙間が少なすぎると、酸素不足で不完全燃焼が起こり、異臭が発生します。

複数の固形燃料を続けて使用したい場合は、必ず一つ目の固形燃料が燃え尽きてから新しい固形燃料を継ぎ足すようにしましょう。火力を上げたいからといって、複数を同時に使用することは思わぬ事故に繋がり危険です。

 

燃料部分は直接手で触ると手荒れなどを起こしやすいので、保護用のセロファンが剥がれた燃料には触れないようにしてください。さらに、固形燃料の成分は人体に有害なものとなっています。万が一体内に入ると、失明の危険や最悪生命に関わる事態にも。小さなお子様などが口にしてしまわないようにじゅうぶん注意してあげてくださいね。

 

保管方法

 

卓上固形燃料は、開封後そのままにしておくとアルコール成分が揮発し、どんどん痩せてスカスカになっていってしまいます。次に使おうと思った時に取り出してみたら、とっても小さくなっていた!なんてこともしばしば。残った固形燃料を保管する際は、ジップロックなどの保存袋でなるべく空気に触れないように密封し、火の気がなく直射日光の当たらない冷暗所で保管しましょう。冷蔵庫に入れておくのもおすすめです。

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固形燃料でお手軽!「ほったらかし調理」のススメ

では、固形燃料を使った調理方法についてご紹介します。固形燃料は火力の調節がきかないので、調理には不向きなのでは…?と思う方も多いかもしれません。ところが、火をつけたらあとはほぼ放っておくだけ、半自動調理をかなえる「ほったらかし調理」というものがあるんです!その代表的な調理器具が「メスティン」

卓上固形燃料×ポケットコンロ×メスティンの三種の神器で、炊飯をはじめ、様々な料理がほったらかしておくだけでできちゃいます。ほったらかしている間に他の調理や作業ができるので、覚えておくと便利ですよ~!今回は代表的なほったらかし炊飯の方法をご紹介します!

 

ほったらかし炊飯の手順

 

まずは失敗の少ない1合炊飯からはじめてみましょう。

 

①   お米1合(180cc)を研いで、30分~1時間ほど浸水させる

 

炊き上がりのお米に芯が残らないよう、しっかりと浸水時間は確保しましょう。ふっくらとつやつやなご飯が炊き上がります!お米1合に対し、必要な水は200ccほど。メスティンに目盛りがあれば、それに合わせましょう。

 

②   ポケットコンロに固形燃料をセットし、火をつけてメスティンをのせる

 

固形燃料は、燃焼時間が20分~25分ほどのものを使用します。風の影響を受けると火力が弱まり炊飯がうまくいかないことがあるので、風防を使うか、風の影響のない場所で炊飯をおこなうようにしてください。

固形燃料に火をつけたら、あとは火が完全に消えるまでほったらかしておくだけでOK!

沸騰がはじまるとメスティンのフタが持ち上がってしまう場合があるので、重石などをしておくと安心です。

 

③   メスティンをひっくり返し、布で包んで蒸らす

 

固形燃料の火が消えたら、メスティンをひっくり返してタオルや布巾などで包み、10分~15分ほど蒸らしておきます。蒸らしが終われば完成!ほんのりおこげのある、美味しいご飯が炊けているはずです!

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固形燃料をうまく使いこなして、ほったらかし調理をマスターしよう!

メスティンの中にあらかじめ材料を入れたら、あとは固形燃料に火をつけてほったらかすだけで完成!の「ほったらかし調理」についてご紹介しました。日常ではあまり馴染みのない固形燃料も、アウトドアでは大活躍するとっても便利なアイテムです。煮る、炊く、蒸す、など様々な調理法が可能なメスティンと固形燃料を使いこなして、色んなアウトドア料理にチャレンジしてみてくださいね!

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