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BBQ暮らし   更新日: 2022年12月22日

オーストラリアでは主流⁉クリスマスBBQのすすめ

オーストラリアは南半球にあるため、日本とは季節が逆!ということは…そうです、クリスマスは真夏です!!もともとクリスマスの習慣はヨーロッパから広まったとされるため、季節感は冬が定番となっています。クリスマスは寒く、クリスマスツリーにも雪を飾ったり、実際に雪が降ったらいいのに、なんて考える私たちからすれば真夏のクリスマスはとても不思議な感じがしますよね。オーストラリアの人たちはどのようにクリスマスを過ごすのでしょうか…?今回はオーストラリアの真夏のクリスマスの過ごし方について調べていきます。

オーストラリアのクリスマスは、バービー(Barbie)を楽しむ

 

バービー?え?バービー人形?と思ってしまいますが、オーストラリアでは、BBQのことをバービーというのです。

オーストラリアの国民的食べ物がBBQ。パーティー料理でもあるし、家庭料理でもあります。夏場は毎週のように家族や友人で集まってBBQを楽しみます。

クリスマスも例外ではなく、家族や親戚などとBBQをする家庭が多いそう。

その特徴としては、野菜はほぼなくてほとんどお肉。

Tボーンやランプ肉、ラムチョップ、ソーセージなど、分厚いお肉を豪快に焼いて楽しみます。パンも一緒に焼いてハンバーガーやホットドッグにするのも定番です。オーストラリアではカンガルーのお肉も普通にスーパーで購入することができます。日本とは違うレア食材ですが普通に食べるそうですよ。

そしてもう一つ、クリスマスの定番の食べ物がシーフード。海老やホタテなどをグリルしたり、前菜としてボイルしたエビや生牡蠣などをカクテルソースと一緒に食べます。

夏ならではの冷製ごちそうシーフードです。

英国のクリスマスディナーのような厳かな雰囲気でホットワインをいただく…ではなく、キンキンに冷えたビールで家族や友人たちとワイワイ楽しく過ごすのが主流です。

出展:オーストラリアのバーベキュー文化が奥深すぎる。 | TABI LABO (tabi-labo.com)

 

オーストラリアのBBQはガスコンロが人気

BBQが国民食だけあってBBQグリル屋さんもあちこちにあります。2~4人用から10人以上用のビッグサイズまで豊富な品揃えです。熱源がガスタイプのものが手軽で人気!グリル用の高さ30㎝くらいのプロパンガスタンクはホームセンターやガソリンスタンドで買え、空になったらお店でリフィルできるので家でも気軽にBBQができます。

 

どの公園も無料でBBQし放題

家にコンロがない人や、子供の誕生日などでゲストが多いときは公園でBBQをすることもあります。たいていの公園には備え付けのBBQグリルがあり、自由に使うことができます。しかも無料!!!混み合う時期や人気のスポットでは予約が必要な場合がありますが、基本的には予約不要です。BBQグリルといってもIHクッキングヒーターに近いタイプで、グリルのスイッチを入れてしばらくすると鉄板が熱くなり、一定時間ごとに自動消火するシステムなので火事の心配もありません。

出展:オーストラリアBBQの本場スタイル!現地で欠かせない8つのポイント! | Spin The Earth

 

基本持ち込みタイプ

日本では現在手ぶらBBQが流行っていますが、オーストラリアでは基本持ち込みです。それぞれゲストが食べたい食材を持ち寄って、ホストに焼いてもらいます。待っている間にサラダや前菜、おつまみなどでドリンクを楽しみ、焼きあがったものを大皿に盛り付け、食べたい分をそれぞれ取り皿にとっていただきます。

 

BBQでお肉を焼くのは男性、サラダを作るのは女性の仕事

トングを持ってお肉を焼くことがパーティーの主催の役目でもあるため、男性がエプロンを付けて肉を焼きます。普段あまりお料理をしない男性も腕の見せ所として大活躍!大人数でのパーティーの時などでもBBQを手伝うのは男性ゲストの役目です。そのため父の日やお父さんの誕生日プレゼントでBBQグッズをプレゼントするのが人気だそう。女性はサラダやおつまみといった冷製フードをメインに準備します。

 

クリスマスは鶏の丸焼きかハムの塊

クリスマスといえばターキー(七面鳥)の丸焼きをイメージする人もいるかもしれませんが、ターキーではなく鶏の丸焼きを焼いたりもします。しかし丸焼きはオーブンが必要のため、室内が熱くなってしまうことから、かわりにハムの塊を食べるのがクリスマスの定番中の定番。火を通さず食べられるので12月ごろからスーパーでよく見かけるようになります。はちみつやアプリコットソースなど家庭によってバリエーションがあるのが特徴。

 

クリスマスのデザートは?

オーストラリアではフルーツサラダが最適!パパイヤやパイナップル、バナナなど南国のフルーツがたっぷり入っているのがオーストラリア流。BBQの時にもさっぱりして食べやすそうですね。ほかにもクリスマスケーキといえば、日本では生クリームのケーキですがオーストラリアの伝統的なクリスマスケーキはイギリスと同じく、クリスマスプディングが一般的。プディングといっても日本のプリントは全く違います。シナモンやブランデー、ナッツ、ドライフルーツがたっぷり入っているケーキを温めてカスタードクリームをたっぷりかけて食べるのですが、ちょっと独特な味。日本人にはあまり馴染みがないので苦手な人も多いかもしれません。

出展:オーストラリアで食べられている夏のクリスマス定番料理はこれ!│Down Under オーストラリア (downunderaustralia.net)

 

クリスマスは日本でいうお正月のような感じ

キリスト教の多い国では、クリスマス当日は日本の元旦のようにほとんどのお店が閉まります。家族の時間として大事にされているのでクリスマスに帰省以外の旅行だなんて論外です。スーパーマーケットも閉まっているので買い忘れがないよう事前にしっかり準備が必要ですよ。

 

7月にもクリスマスがある

イギリスからの移民から始まった多国籍移民大国のオーストラリアなので、真夏のクリスマスに違和感を持つ人も多いそう。そんな人向けに真冬の7月にクリスマスを祝う「クリスマス・イン・ジュライ」というイベントがあります。実際に祝日があるわけではありませんが、クリスマスパーティーを開催して温かい料理を楽しんだり、レストランではクリスマスディナーが食べられたりします。

 

いかがでしたか?オーストラリアのクリスマス事情は日本とは大きく違いましたね。トナカイは暑いのが苦手なのでオーストラリアではカンガルーがそりを引くとか、そもそもサンタクロースはそりには乗らず、サーフィンでやってくるなどオーストラリアには夏に対応した独特な説もあります!そしてクリスマスソングは夏用に替え歌にされているらしいですよ。真夏のクリスマスBBQで豪快なお肉をガブっとやってみたいですね!

 

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