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BBQ暮らし   更新日: 2021年7月27日

スリーゾーンファイア~火加減調節のコツ

バーベキューで肉を焼くスタイルは色々ありますが、最も多いのが、炭火の上に網を引いて焼く「直火焼き」スタイル。しかし直火焼きは火加減調節が難しく、ちょっと目を離しただけで肉が焦げてしまう事もしばしばありますよね・・・。

 

そこで日本バーベキュー協会では、直火で肉を上手に焼く方法として『スリーゾーンファイア』を提唱しています。スリーゾーンファイアとは、バーベキューグリルに敷き詰める炭の量を3つのゾーンに分けることで、火加減調節を上手にコントロールする方法です。

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スリーゾーンの使い分け

まず片側3分の1を強火ゾーンとする為、炭を2層に積み上げます。次に3等分の真ん中の部分を中火ゾーンとし、炭を1層だけ積みます。そして残りの3分の1を弱火ゾーン(保温ゾーン)として確保し、その部分には炭を一切敷き詰めないようにしておきます。

 

肉や野菜を普通に焼くときは中火ゾーンが基本で、強火ゾーンはわざと焦げ目を付けるときや分厚い肉の焼き始めなどに使います。

 

ステーキのような分厚い肉は、最初に表面だけを強く焼いて肉の旨みを閉じ込めて、その後中火でじっくり中まで火を通せば、美味しく焼くことが出来ます。

 

弱火ゾーンは出来上がった肉を保温しておく為に利用します。直下に火を灯していませんが、グリル全体が焼けているため、焦がさずに保温しておくのには丁度良いくらいの温度になっています。

また弱火ゾーンは、万が一食材に引火してしまった場合の退避場所としても使えます。危険回避の意味でも、このスリーゾーンファイアを実践し、弱火ゾーンを設けておきましょう。

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ツーゾーンファイア~中火・保温の2つを作る

また、派生系として「ツーゾーンファイア」という方法もよく使います。これは、両サイドに炭を敷き詰める加熱ゾーンと、真ん中に炭を一切置かない弱火(保温)ゾーンを設ける方法です。

炭火は「遠赤外線」という熱線を出しており、この遠赤外線は炎と違い、食材の表面を焦がさずに中ま熱を通せるという性質を持っています。弱火ゾーンを上手く使うことで、焦げやすい食材でも上手に中まで火を通すことが出来るので、様々な食材やレシピを扱えます。これはガスグリルでは行えない、炭火BBQならではの特長だといえます。


日本バーベキュー協会(JBBQA) 

2007年~現在 バーベキューファンやバーベキュー関連団体や会社を繋ぎ、日本にも本物のバーベキュー文化を作ることを目的に活動しています。独自に作り出した「バーベキュー検定」での講習を通じてアメリカンバーベキュー文化の普及啓蒙活動を全国規模で展開中。

アメリカテキサス州に支部あり。

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