BBQな暮らし BBQに関する情報を発信 はじめようBBQ BBQ暮らし 更新日: 2022年1月26日 薪から火起こし!薪の種類と組み方を学ぶ 応用編 薪から火起こしシリーズ「基本の起こし方編」につづき、今回は「薪の種類と組み方を学ぶ 応用編」です!様々なシチュエーションに合わせて薪の種類や組み方を使い分け、炎を自在に操ることができたらあなたも火起こしマスター!それでは一緒に、火起こしの燃料にかかせない「薪」についての知識を深めていきましょう。 【火起こしに使用する薪の種類や特徴】 まず一般的に、薪の種類は「針葉樹」と「広葉樹」の2つに大きく分けられます。それぞれの違いや特徴をみていきましょう。 針葉樹の特徴 出典:楽天市場 針葉樹には主にスギやマツ、ヒノキなどがあります。木の特徴としては、名前のとおり針のように細く尖ったような形状の葉をもち、真っ直ぐと伸びた三角形のような樹形をしています。薪の特徴としては、針葉樹は内部の細胞の密度が低く、柔らかくて軽い材質なので、薪割りや持ち運びも比較的楽に感じられます。また細胞の密度が低いことに加えて、油分を多く含んでいることから、着火しやすくよく燃えるという特徴があります。しかし一気に燃えてしまい燃焼時間が短いため、火起こしのはじめの焚き付け用に使用することが多いです。あらかじめよく乾いた針葉樹の小枝などを拾っておくと焚き付けに役立ちますよ。注意点としては、針葉樹の薪は燃えると煙や煤が出やすいので、調理にはどちらかというと不向きです。すぐに燃え尽きてしまう為にこまめに薪を追加することにもなるので、主に焚き付け用だと思っておくのが良いですね。 広葉樹の特徴 出典:キマノマ 広葉樹には主にクヌギやナラ、ブナ、サクラなどがあります。木の特徴としては、広くて平べったい形状の葉をもち、枝分かれをしながら育つためこんもりと丸い樹形をしています。薪の特徴としては、広葉樹は内部の細胞の密度が高く、硬くてずっしりとした材質なので、薪割りの際に細かく割るのは難しいです。さらに着火に時間がかかるので焚き付けには向きませんが、一度着火すれば火持ちが良く、長時間高い火力を保つことができるという特徴があります。まず針葉樹の薪で着火させてから、広葉樹の薪に切り替えていくと薪の消費を最小限に抑えられるかと思います。焚き火として暖を取るのはもちろん、針葉樹とは違って煤も出にくく、火力も安定しているので調理時にも向いていますよ。 【薪の組み方で燃え方が変わる?】 薪の種類や特徴が理解できたところで、次は薪の組み方について学んでいきましょう。薪は組み方によって燃え方が異なるのをご存知ですか?ただ適当に薪を放り込んでいけばいいというわけではなく、より炎を大きくしたり、より長く燃焼させたりするためにはそれぞれ適した薪の組み方があるんですよ!そこで今回は、沢山ある薪の組み方の中でもメジャーな組み方を3つご紹介します。 薪の組み方その① 【並列型】 まず始めに【並列型】の組み方です。最初に枕木となる薪を置いたら、その上に順番に薪を並列に重ねていくというもの。着火もスムーズでなおかつ長時間安定した火力を保つことができるので、初心者にもおすすめの組み方です。枕木の上で薪が重なって高くなっている部分が最も火力が高く、遠ざかるほど火力は弱くなるので、火力の調整がしやすく調理にも向いています。 薪の組み方その② 【井桁型】 次に【井桁型】の組み方です。こちらの組み方はとてもシンプルで、漢字の【井】の字のように縦横2本ずつ交互に積み上げていくというもの。初心者でもこれなら簡単ですよね。キャンプファイヤーでよく目にする定番の組み方です。中心にできた穴の部分に焚き付け材を沢山入れて着火すれば、勢いよく大きな炎が立ち昇ります。火力の調整が難しいので調理には向かず、観賞用に適しています。ただ短時間でよく燃えるため、薪の消費がとても早いので注意しましょう。ゆっくりと長時間焚き火を楽しみたい場合は、薪不足に気を付けてくださいね。 薪の組み方その③ 【ティピー型】 最後に紹介するのは、【ティピー型】の組み方です。まず焚き付け材を中心に置き、それを360度囲むように薪を円すい状に立てかけていくというもの。【ピラミッド型】や【合掌型】と呼ばれることもあります。焚き付け材からてっぺんに向かって上昇気流が発生し、井桁型同様、素早く高く大きな炎があがります。「ザ・焚き火!」といった感じの、見た目にも美しい炎がとても魅力的です。途中で火力を調整したい場合は、薪の本数を減らしてみたり、円すい状の薪をすこし寝かせたりすることで炎を弱くできます。難点としては燃え尽きるのが早く、薪が崩れやすいという点。再び円すい状に組み上げるのにもコツが必要です。「せっかくなら美しい炎を眺めていたい!」という方は、是非チャレンジしてみてくださいね。 これであなたも火起こしマスター!? 以上、薪から火起こしシリーズ「薪の種類と組み方を学ぶ 応用編」でしたがいかがでしたか?目的に合った薪の選び方や組み方を知ることで、より火起こしも上達するはずです!あとはどんどんチャレンジをして回数を重ねるのみ。次第に必要な薪の量も分かってくるので、無駄に大量に薪を消費してしまったり、逆に大量に薪を余らせてしまったりといったことも少なくなります。薪を上手に使いこなして、火起こしマスターを目指しましょう! BBQJOで お気に入りのバーベキュー場を 見つけよう クリック Recent Articles テントをライトで彩ろう!イルミネーショングッズ特集 木の板ごと調理?シダープランク知ってる? 冬シーズンに重宝する、外で使うおすすめ魔法瓶 急な雨でも安心!おすすめ防水・撥水スプレー オーストラリアでは主流⁉クリスマスBBQのすすめ おすすめスポット 愛知県 ★★★★☆異国精肉店ザ・アミーゴスGRILL & BBQメイカーズピア店 愛知県 ★★★★☆異国精肉店ザ・アミーゴス 大高店 SteakBBQコート 愛知県 ★★★★☆駅前BBQ B-YARD おすすめメニュー 海鮮BBQ ステーキBBQ 地元食材を堪能しよう! おすすめ記事 薪から火起こし!基本の起こし方編 冬におすすめ焚火台4選 スリーゾーンファイア~火加減調節のコツ 共有:TwitterFacebookHome » 薪から火起こし!薪の種類と組み方を学ぶ 応用編薪から火起こし!薪の種類と組み方を学ぶ 応用編by marketing@bbqjo.com2022-02-162022-02-16BBQ道具前薪から火起こし!基本の起こし方編次ステーキの焼き加減の話