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BBQ暮らし 更新日: 2022年2月15日
国産牛と和牛のちがいって知ってる？
みなさんはお肉を購入するとき、国産の牛肉か外国産の牛肉か一度は確認しますよね。
もし国産の牛肉を買おうと思って、ラベルに“国産牛”や〝和牛〟と明記があったら「国産だからこれにしよう。」と考えてはいませんか？
実はそれはちょっと間違っているかもしれません！
「国産牛」＝「和牛」ではないんです。
そもそも和牛って何だろう？
出展：旬匠
和牛とは日本で古くから交配されながら肉質改良されきた牛の品種名を指しています。
現在は、
①黒毛和種
②褐毛和種
③日本短角種
④無角和種
の4種の品種に分かれていてそれぞれ交配するか、もしくはこれらの4種の間で交雑することにより生まれた牛を和牛と表記できると決まっています。（交雑した場合は、「和牛間交雑種」と表記するかもしくは交配した品種名の表示となる）
この中でも黒毛和種は和牛の大半を占めており、黒毛和牛と聞けば皆さんもスーパーで見たことがありますよね。
国産牛ってなんだろう？
出展：有限会社矢野畜産
この定義に当てはめると、
オーストラリア7か月・アメリカ8か月・日本9か月で飼育された牛がいるとします。この牛は外国で過ごした期間のほうが長いですが、国別では日本が最長期間飼育された国となるので「国産牛」という表示になります。
日本で産まれ育ったという安心安全イメージの国産牛を購入したいと思っていた方も、「実は外国で産まれていて、外国で飼育されていた期間のほうが長い！」という事があるかもしれません。
国産牛は、言葉の通りに「日本で産まれた牛」という事ではないので言葉に惑わされないようにしなければいけませんね。
ちなみに・・輸入牛肉はどんなお肉？
出展：freepik
輸入牛肉といえば、どこの国から来るものが多いと思いますか。
海外から入ってくる牛肉は、国別にすると全体の半数がオーストラリア、その次がアメリカとなっていて、この二か国だけで輸入牛肉の9割近くを占めているんです。スーパーでもこの二か国の牛肉は、よく目にするのではないでしょうか。
2001年頃に日本でも問題となったアメリカの牛に関するBSE問題がおこる以前はアメリカが輸入牛肉量の首位でしたが、BSE問題以降は2番手となっています。ですが、現在では安心してアメリカ産の牛肉も食べてもらえるようにアメリカもBSE対策をしっかりと行っていて輸出量も増加傾向にあるということです。
「国産牛」＝「和牛」は間違い
〝国産牛〟と〝和牛〟の違い、皆さんの思っていた通りでしたか？
「同じものじゃないの！？」って方も多いと思います。
そんな方もこの知識があれば、スーパーで迷うことも減って時短でお買い物を終えられるのではないでしょうか。忘れずにお買い物してみてくださいね。
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