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BBQ暮らし 更新日: 2021年11月10日
今、牛肉が高騰している！その理由とは。
緊急事態宣言が解除され、少しずつ元のにぎわいや生活に戻りつつあるようです。以前よりも友人や知人とも集まりやすくなり、BBQを家族以外のグループで楽しむ方も増えてきたのではないでしょうか。大人数でのBBQであれば、いつもよりも少しいいお肉や大きい塊肉を用意して、豪快に焼いてシェアして楽しむ！というのも魅力的ですよね。
しかし、そんな流れに逆風となるような話も出てきています。
それは「ミートショック」です。
ここ2～3ヶ月前から輸入牛肉の高騰が続いており、アメリカ産牛バラ肉の卸売価格は2021年4月から上がり始め、8月は前年の2倍近くになっているとのこと。
大手牛肉チェーン店でも9月末に牛丼の値上げを発表するなど、その影響は家庭だけでなく飲食店にとっても痛手となっています。
ミートショックの原因は？
ではなぜ輸入牛肉の高騰、ミートショックが起きているのか。原因がいくつかあると考えられています。
1．世界的な需要拡大
中国の景気が良くなるにつれて、大量に牛肉を輸入するようになったことも大きな原因と言われ
ています。
2．コロナ禍により、産地での人手不足
産地であるアメリカやカナダ、オーストラリアでは、コロナの影響で人員不足となり生産できない状況もあるようです。
3．天候の変化
オーストラリアでは干ばつが起こり、そういった気候変動の影響もあるとのことです。
今後の見通しは？
輸入牛肉の高騰により、消費者が国産牛肉を選ぶことで国産牛肉の高騰も懸念されています。
また、牛肉は高いから…と、豚肉や鶏肉の需要が大きくなり、牛肉以外の肉の高騰にも繋がる可能性があるようです。実際に鶏肉でも、1キロあたりの冷凍の輸入価格が今年1月と比べて8月は1.2倍になっており、ミートショックの影響が広がりつつあります。これからクリスマスにかけて鶏肉の需要も増えるため、一般家庭への影響も少なくありません。
現在のところ輸入牛肉の高騰が続いているため、BBQの食材調達の際は豚肉の塊肉や骨付きの鶏モモ肉をチョイスするのも一つかもしれません。今後値上がりを見越して、安く入手できるタイミングで購入しておくのも良いでしょう。
また、牛肉がメインでなくても海鮮を多く用意したり、サブメニューやおつまみを充実したりと、これを機にBBQの新しい楽しみ方を見つけてみるのもいいですね。
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