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BBQ暮らし   更新日: 2022年10月30日

キャンプを始めたい!最新テント事情をチェック

出典:久保田雪峰

今年こそはキャンプを始めたい!という方も多いはず。キャンプギアを揃えるにあたって一番悩むのがテント選びではないでしょうか。一番高価であるからこそ、失敗はしたくないですよね。

今は様々な形や大きさがありますが、今回は公園などで使うポップアップテントやソロキャンプ用ではなく、ファミリー向けテントの選び方を紹介したいと思います。ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

【テントの種類と選び方】

 

テントの形は様々ですが、大きく分けて4つの形があります。

1.ドームテント

2. ツールームテント

3.ワンポールテント

4.ツーポールテント

それぞれのテントのタイプ別に、特徴とメリットデメリットをまとめていきます。

1.【ドームテント】

出展:Amazon

 

その名の通り、ドーム型をしたテントです。少し前まではこのタイプがほとんどでした。寝室+小さな前室がついていますが、一般的にはタープが必要となります。比較的安価で収納もコンパクトになるので、夫婦2人やソロキャンプには便利ですが、ファミリーには少し手狭。テントだけであれば組み立てやすいですが、タープの設営も含めて考えると、少し時間がかかるかもしれません。

 

2.【ツールームテント】

出展:コールマン

 

ドーム型テントにもう一部屋ついたものというイメージです。寝室とリビングの2部屋が確保できる「2ルームテント」。コールマンやスノーピークなど各メーカーから様々な種類が発売されています。1張りで2役をこなすため、タープを立てる必要がなく設営が一度で済むのが魅力。キャンプ場でも圧倒的に2ルームテントが多い印象です。

 区画サイトなど、テントを張るスペースが狭い場合も重宝します。慣れてしまえばなんてことはないかもしれませんが、一般的にはポールが多いタイプなので、ポールの組み立てや設営に少し時間がかかる場合があります。

3.【ワンポールテント】

出展:Amazon

 

オシャレキャンパーさん向けのイメージがあるワンポールテント。テントの中央にポールがあり、ワンポールを立ててロープで固定するだけのものや、ワンポールとサブポールで支えるものなどがあり、慣れればものの10分程度で立てられるため、設営の早さは圧倒的と言えます。

また、テントの中が広いので、テント内で寝室とリビングスペースを確保することができます。秋冬など、外での食事が寒い場合はテントにこもってコタツを作ったり、ぬくぬく過ごすこともできますよ。

 必然的にサイズが大きくなることと、夏の日差しや雨をしのぐためにはタープが必須となります。フリーサイトなど広い場所に張る場合や、タープを張るのに抵抗がない方には絶対おすすめしたい形です。

2.【ツーポールテント】

出展:Amazon

 

2本のポールを使用して設営する「ツーポールテント」。張り方をアレンジしてさまざまなスタイルで楽しめるのが魅力で、さまざまな有力メーカーが商品を販売しています。

 タープではどうしても横からの雨や風を受けるのですが、このツールームテントはファスナーを閉めると風や雨をしのぐことができるため、シェルターとも呼ばれています。

一般的には、タープとして使うだけでなく、この中にドームタイプや簡易テントを張ったり、インナーテントを張ったりしてツールーム仕様にする使い方が多く見られます。雨の場合はテントを濡らさずに済むので、帰宅後にテントを干さなければならない場合も重宝します。

デメリットとしては、大きなサイズなのでサイトによっては張れない場合があることと、もうひとつテントを張ることになるので、多少設営の時間はかかるかもしれません。

 

 

 

また、選ぶ上で形も大事ですが、もうひとつポイントになるのが、テントの素材や耐水圧です。こちらも合わせて参考にしてくださいね。

【テントの素材】

テントの生地の種類は主に、コットン(綿)・ポリコットン・ポリエステルの3種類です。


1.コットン
コットン100%のテントは、素材感を大切にしたい人に向いています。やさしく自然な肌触りを感じられるのが特徴です。
また、保温性があり、季節を問わず快適に過ごせます。さらに、吸湿性・吸水性もあるため、結露しにくい点もメリットです。耐火性にも優れているので、テントのそばで焚き火ができます。ただ、雨に濡れると大変重たくなることと、きちんと乾燥させないとカビが生えやすくなるため、お手入れが必要です。

 

2.ポリコットン
 ポリコットンとは、ポリエステルとコットンを混紡した素材です。ポリエステル65%・コットン35%の比率で混紡したものが主流ですが、なかには50%ずつのものもあります。
コットン100%に比べて軽量で、持ち運びやすいのが特徴。さらに、ポリエステルを混ぜることで耐水性と耐久性を向上させています。
コットン100%ほどではないですが、コットンを混紡しているぶん火の粉への耐性があるため、焚き火に向いている素材といえるでしょう。

 

3.ポリエステル
 ポリエステルは非常に軽く、折りたたむとコンパクトにまとまるのが特徴です。そのため、公共交通機関を使って移動するキャンプや、自転車ツーリングでのキャンプに適しているといえます。
ポリエステルは熱に弱く、火の粉で穴が開く可能性があります。そのまま燃え広がる場合もあるため、テントから離れた場所で焚き火を行うことを推奨します。また、やや結露しやすいので、昼夜の気温差が激しい時期に使用する際には注意しましょう。
一方で、コットンやポリコットンと比べて耐水性が高く、雨天時でも濡れにくいのは利点です。雨が降った際に内部に染みてくる可能性は低く、快適に過ごせるといえるでしょう。

【耐水圧】

不意の雨に備えるなら、防水加工が施されたテントを選ぶのがおすすめ。防水加工のテントには耐水圧(mm)が記載されており、数値の高さが防水性能の高さを示しています。

それほどキャンプに行かない人はあまり気にしなくてもよいですが、頻繁にキャンプに出かける機会がある人はチェックしましょう。

出展:photo AC

 

 

<耐水圧と雨量の目安>

500mm=小雨

1,000mm=普通の雨

1,500mm=強い雨

 

耐水圧が1,000mm以上のものであれば、大体の状況に対応できるため、この数値を基準に選びましょう。

 

 

テントの種類や選び方をまとめました!

 

どのテントもメリット・デメリットありますので、区画サイトが多いのか、フリーサイトが多いのか、雨の日もキャンプに行くのかどうか、などニーズに応じて選ぶとよいと思います。

 

ちなみにですが、年間通して雨の日もキャンプに行く筆者は、キャンプ場や天候によってツールームテントとワンポールテントとツーポールテントを使い分けています。

区画サイトなど狭いサイトでなければワンポールテント+タープでゆったり過ごし、雨予報であればツーポールテント。という感じで使っていますよ。

選ぶ際や使う際の参考にしてみてくださいね!

 

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