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BBQ暮らし   更新日: 2021年8月21日

アメリカンBBQでよく見かけるバックリブ、スペアリブと何が違う?

アメリカンバーベキューではおなじみのバックリブとスペアリブ。どちらも「リブ」だけど何が違うのかご存じですか?今回はこの二つのお肉の違いについて紹介したいと思います。

まず、そもそも「リブ」とは。単語の由来は英語のリブ・ボーンから来ています。日本語では「肋骨」という意味です。バックリブもスペアリブも肋骨のあばら骨周辺のお肉ということになります。では一体どこが違うのでしょう。下の絵をご覧ください。

・バックリブ→豚肉の上側(背中側)
・スペアリブ→豚肉の下側(お腹側

 

このように分けます。もっと分かりやすくすると、背中側はいわゆるロース肉なので骨付きロース肉、お腹側はいわゆるバラ肉なので骨付きバラ肉となります。

 

日本では普通に豚ロースや豚バラの需要が高いので、コストのかかる骨付き肉、特にバックリブは非効率となるためあまり出回っていないのが現状です。

スペアリブは、肩バラ、ともバラに分けることができますが日本の市場に出回っているのは肩バラスペアリブがほとんどです。赤身の美味しいともバラは普通にバラ肉として流通させたいからです。肩バラはともバラよりも硬い部位なのでどうしても人気がなく、スペアリブとして付加価値をつけて流通しています。

 

では、味の違いについてです。ロース肉とバラ肉に分かれるので、どちらかというとロース側のバックリブの方が美味しいです。特に日本のスペアリブの場合肩バラスペアリブなので肉質や肉量でバックリブに劣ってしまいます。そういう背景も関係して、今海外から輸入されるバックリブが注目されています!輸入のバックリブは脂肪が少なく柔らかいのが特徴で、食べやすいと日本人に好まれています。アメリカのバーベキューというと、豪快なイメージがありますが、そのアメリカでは、こういった骨付き肉が普通に親しまれています。だから海外ではたくさん流通しているのです。

 

先ほど日本ではあまり需要がないと言いましたが実は骨付き肉は肉本来のうまみを持ち合わせています。その秘密は、髄液です。髄液にはうまみやコラーゲンが大量に含まれているといわれています。その髄液が染み出したお肉は非常に美味しさが増します。日本はバーベキュー文化が遅れていると言われていますが、お肉の本来のおいしさを味わえる骨付き肉の需要がないというのはとても悲しい事実です。慣れないアメリカンBBQで骨付き肉を焼くということにハードルの高さを感じるかもしれませんが、難しいことはありませんので試してみてください。

【簡単な調理法】

まず、前日に味が染み込みやすいようにフォークで骨周りのお肉を刺す。

お好みのBBQソース(ハードルを下げるためにも市販でOK)に一晩漬けこむ。

当日、調味料を軽くきって、弱めの火のところでじっくり焼く。  以上

お肉のサイズや火加減によりますが15分~20分くらいで焼けます。表面だけ焦げて火が通っていないということがないように気をつけてください。竹串等で刺してみて肉汁の色が透明になれば火が通った合図です!じっくり焼いたお肉はとってもジューシーで焦げもまたカリカリで香ばしくておいしいです。

いかがですか?スーパーなどではなかなか手に入りにくいバックリブですが試す価値は大ありだと思いますよ!次のバーベキューでは見た目も豪快な骨付き肉にかぶりついてみてください!!一度食べたらバーベキューのスタメン決定間違いなしです!

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