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BBQ暮らし 更新日: 2022年1月25日
肉の焼け具合はOKサインが教えてくれる
BBQで大きな塊肉を焼いてみたい！！と思った時に高いハードルとなるのが焼き加減です。焼きすぎて硬くなっても、生焼けでも残念な気持ちになってしまいます。最高の焼き加減で食べたいですよね！今日はお肉を上手に焼くことができる火加減の目安と、焼き具合のOKサイン（ってなんだ？）について紹介していきます。
ステーキ肉を焼くのに最適な温度は200℃
これを知っている人は多いかもしれません。雑誌やコラムなどで肉を焼くときの火加減を調べるとそう出てきます。でも温度計がないBBQで200℃って言われても見当が付きません。そこで紹介したいのが“ミシシッピテスト”です。
ミシシッピテストとは、アメリカで考えられた方法で、温度計のない場合でも温度を推測できる技術です。その方法は、火の上に手をかざして何秒耐えられるか。焼き網の上20ｃｍのところに手をかざして「1ミシシッピ、2ミシシッピ、3ミシシッピ…」とミシシッピでカウントします。「熱っ」と手を引っ込めた時がその時の温度です。2ミシシッピか3ミシシッピで限界なら、かなりの高温（230℃以上）なので直火で焼くとすぐ焦げてしまうでしょう。4～5ミシシッピまで数えられるなら中温域（170～200℃）10以上数えられれば低温域（140℃以下）と考えられます。よって、3ミシシッピが限界という時がステーキを焼く適温と言えます。個人差が出てきそうに感じますが、特別な職業で鍛えられていない限り熱に対する人間の皮膚の耐性は変わらないそうです。体感を疑うよりきちんと20ｃｍ上に手をかざすことに注力した方がいいみたいです！！
焼け具合を知る方法「OKサイン」
お肉の厚さや火加減によって焼き具合は変わり、何分焼く、や、焼いた見た目で判断するのは難しいかと思われます。お肉は40℃台で最も柔らかくなり、以降温度が上がるにつれて硬さが増していきます。その特性を利用し、肉の焼き加減は焼いた肉を押した時の硬さ、弾力で判断します。比較するのがこの“OKサイン”です。親指と他の指でOKサインをつくり、その時の親指の付け根を触ります。ここの柔らかさ、弾力と焼いた肉を押した感覚とを比較するのです。親指と人差し指で作ったOKサインの時の親指の付け根の感覚が同じだったらレアという目安です。親指と中指のOKサインと同じならミディアムレア、親指と薬指のOKサインと同じならミディアム、親指と小指のOKサインならウェルダンです。この感触でステーキの焼き加減が確かめられるなんて驚きです！！
お肉の味をワンランクアップさせる裏技
焼きたてを切ると肉汁が流れて出ていかにもおいしそうですが、御法度です！！大事なうまみを流れ出しているのと同じです！！焼きあがったらアルミホイルで包んで休ませましょう。お肉は冷えず、肉汁を閉じ込められます。休ませる時間は焼く時間と同じくらいです。このひと手間でグンっと美味しくなるので必ずやりましょう。
塊肉を焼くときは試してみて
いかがですか？ミシシッピテストもOKサインもいたって原始的な方法ですね。最初はそんなんで大丈夫？って思ってしまいますが、いろいろな道具などに頼るより自分の感覚って大事だと思いませんか？自然な方法で最適が分かるってアウトドアでは何よりも便利です。経験を積み重ねて感覚を研ぎ澄ますというのも楽しいと思います。この方法で最高のお肉が焼けた時の喜びはひとしおですよ！是非参考にしてみてください！！
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