アレンジ無限大！アウトドアスパイスを使いこなそう

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BBQ暮らし 更新日: 2022年11月21日

アレンジ無限大！アウトドアスパイスを使いこなそう

出典：BPAL

キャンプの醍醐味のひとつでもある、大自然の中で味わう「キャンプ飯」。近年では、誰もが手軽に美味しく、時間をかけずにパパッと作れる「ジタンプ飯(時短×キャンプ飯)」がトレンドとなり、そのジタンプ飯に欠かせない調味料としてブームとなっているのが、複数のスパイスや調味料を配合して作られた「アウトドアスパイス」です。肉料理や魚料理など幅広い食材にマッチし、色々な調味料を持っていかなくても、アウトドアスパイスを振りかけるだけで簡単に味が決まるので、1本持っておくと非常に便利な万能調味料です。

ブームの火付け役となった「ほりにし」をはじめ、現在では非常に多くのアウトドアスパイスが販売されています。また汎用性の高さはアウトドアだけではなく、家庭での普段の料理にも大活躍！

そこで今回は、アレンジ次第で無限に楽しめる、アウトドアスパイスの使い方をご紹介します。アウトドアスパイスをうまく使いこなして、さまざまな料理に活用しましょう！

スパイスごとの特徴やおすすめの使い方

① アウトドアショップOrange「ほりにし」

出典：楽天市場

まずは、認知度No.1！もはや誰もが知っている？王道の「ほりにし」です！

ほりにしとは、その名の通り、和歌山県発のアウトドアショップ「Orange」のマネージャーである“堀西さん”が5年の歳月をかけて開発し、Orangeからの発売後瞬く間に大ヒットした、まさにアウトドアスパイスブームの火付け役となった商品です。

20種類以上のスパイスや調味料をブレンドし、アウトドアでの肉料理全般はもちろん、魚にも野菜にも、どんな食材にもマッチングするオールインワンスパイスです。塩や醤油などの和風テイストのなかに風味豊かなガーリックが香る、パンチの効いた味わいが特徴。また、ほりにしならではの特徴のひとつとして、フランス料理などにも使われる「ミルポアパウダー」が配合されています。ミルポアとは、玉ねぎやにんにく、人参、セロリなどの香味野菜を炒めワインで煮込んだもののことをいい、より一層素材の旨みを引き出してくれるんだそう。さすが20種類以上のスパイスや調味料を配合しているとだけあって、さまざまな旨みをしっかりと感じることができます。

まずは是非お肉にかけてみてください。お肉にたっぷりと塗り込んで馴染ませたら、あとはシンプルに焼くだけで絶品ステーキが完成します！牛・豚・鶏、もちろんどんなお肉にも合いますよ。焼いたお肉にあとから振りかけるだけでもOK。

そのほか、コーンバターやポップコーン、枝豆やチーズなどにかけるのもおすすめです。サラダのドレッシングやアヒージョにも◎。

日常的には、炒め物やチャーハン、パスタなどの味付けに。目玉焼きや卵かけご飯にかけてもとってもよく合いますよ！

また、唐辛子の風味が強めの「ほりにし辛口」や、白トリュフの風味が贅沢に香る「ほりにしプレミアム」も発売されているので、是非食べ比べてみてくださいね。

② かしわ屋くろせ「黒瀬のスパイス」

出典：楽天市場

続いては、キャンプ飯ブーム以前から料理好きの間で話題となっていたという、知る人ぞ知る万能調味料「黒瀬のスパイス」です。

1950年創業の福岡県北九州市にある鶏肉専門店「かしわ屋くろせ」が販売しているこちらのスパイスは、鶏肉はもちろん、牛肉や豚肉にもよく合い、ハンバーグの味付けや唐揚げの下味にも大活躍。一振りでお肉の旨みをぐっと引き立ててくれるので、アウトドアスパイスブームによってキャンプやバーベキューなどでも広く親しまれるようになった商品です。黒瀬のスパイスを使った絶品チキンステーキは是非一度試してみて。野菜との相性も良いので、野菜炒めの味付けやサラダのドレッシングの味付けにもおすすめです。トマトスライスや茹でたブロッコリーにも◎。バーベキューの〆の定番「焼きそば」も、これ1本で簡単に美味しくできちゃいます！

味の特徴としては、ペッパーの風味が強めでガーリックがほのかに香り、クセのあるスパイス感はさほどなくマイルドな印象。一見赤みが強くて辛そうに見えますが、レッドベルペッパーによるもので唐辛子の辛味は控えめなので、辛いのが苦手な方やお子様がいるご家庭でも使いやすいですよ。主張が強すぎず、素材の旨みをうまく引き立ててくれる、バランスの取れたスパイスといえます。

③ 中村食肉「マキシマム」

出典：楽天市場

次に紹介するのは、テレビなどのメディアでもたびたび紹介され、最近ではスーパーでも手軽に買えるほどメジャーな調味料となった「マキシマム」です。宮崎県で食肉や加工品を扱う中村食肉が開発したオリジナルスパイスであるマキシマムは、もともと宮崎人がこよなく愛するご当地スパイスでした。地鶏の炭火焼やチキン南蛮、肉巻きおにぎりなど、宮崎グルメが全国的に有名になるのに合わせて、宮崎の家庭では定番の調味料だったマキシマムもじわじわと全国で注目を集めるようになっていったようです。

マキシマムは、味塩コショウのようにさらさらとした質感で、まさに塩コショウの風味をマキシマム(最大)にしたような、塩気が強めな味わいが特徴。またクミンやナツメグなどによりカレーのような風味もふわっと香ります。野菜粉末やカツオエキスの旨みも加わり、日本人に馴染みのある味となっているので、肉や魚、野菜など幅広い食材に合うのはもちろんのこと、どんな料理にも使える万能調味料No.1といえるのではないでしょうか。ステーキや焼肉、炒め物や揚げ物、サラダやマリネ、ご飯ものやお漬物、スープやパンなどなど、挙げればキリがないほど使い方は無限大！ただ味が濃いので、少量ずつ加減しながら使うようにしてくださいね。

④ Quest page(クエストページ)「バカまぶし」

出典：楽天市場

キャンプ芸人としても人気の、バイきんぐ西村瑞樹さん監修の万能スパイス「バカまぶし」。「バカみたいにまぶしたくなる」芸人さんらしいインパクトのあるネーミング、それだけでも惹かれてしまいますよね。

世界中から厳選した12種類以上のスパイスをブレンドしており、「コンソメパンチのようなクセになる旨味」「カレーのような食欲をそそる香り」「タンドリーチキンのような口に広がるスパイシー感」が特徴の、美味しいをいいとこどりした万能スパイスに仕上げています。口に含むとクミンの香りが広がり、上品なカレーの風味が感じられます。一度スパイスを炙るというひと手間を加えることで、香ばしさが格段にアップしており、パリパリとした食感が楽しめるのもバカまぶしならではの魅力です。塩気は控えめで、とにかく旨味が強い印象。

アウトドア料理や日常の料理に幅広く活躍するのはもちろん、食べている途中で振りかけて「味変」に使うというのもおすすめ！焼肉、焼き鳥、焼きそば、チャーハンなどの味変に♩麺つゆや天つゆにチョイ足ししても♩子供から大人まで大好きな味だと思うので、是非一度試してみてはいかがですか？

⑤ Fista(フィスタ)「アウトサイドハーブスパイス」

出典：楽天市場

最後に紹介するのは、アウトドアのパイオニアであり達人の「田中ケン」氏と、スパイスを知り尽くした「GABAN(ギャバン)」がタッグを組んで作り上げた、焚き火料理のスモーク感にマッチさせたという本格派アウトドア用スパイス「アウトサイドハーブスパイス」です。

厳選した14種類のスパイスをミックスしており、産地を分けた3種類の胡椒をそれぞれ違う大きさの粒に調合することでこだわりの食感が堪能できるほか、粗目のガーリックが食欲を掻き立て、後を引く味に仕上げています。またハーブの良い香りも広がり、素材の旨みが引き立つ高級感のある味わいに。

こちらのスパイス、肉料理にはもちろん、魚との相性も抜群なんです！魚の臭みを消してくれるだけでなく、淡泊な味にアクセントを加え、魚本来の旨味を引き出してくれます。

スライスしたバゲットにバターを塗ってスパイスを一振りすれば、あっという間にお酒の進む絶品ガーリックバタートーストに。他にもグリルしたソーセージやポテト、ガーリックシュリンプ、アヒージョなどといった、比較的洋風な料理と相性が良い印象です。

また、アウトドアの雰囲気に馴染むお洒落なパッケージデザインや、ソロキャンプ仕様のコンパクトなサイズ感も嬉しいポイント。思わずそばに置いておきたくなるような、デザインと味ともに非常に優れたアイテムです。

以上、さまざまなアウトドアスパイスの特徴やおすすめの使い方をご紹介しました。1本のスパイスがあるだけで、色んな料理がレシピ要らずで簡単に作れてしまうので、時短になるだけでなく料理の幅もぐっと広がりそうですね。今回紹介したスパイスの他にも、沢山のアウトドアスパイスが発売されています！是非お気に入りを見つけて、アウトドア料理を手軽に美味しく楽しみましょう！